人事部

Tさん

「人の役に立ちたい」気持ちをカタチに。採用担当が語る寮長寮母の魅力

共立メンテナンスでは、全国の学生寮や社員寮で生活を支える「寮長寮母」を募集しています。

求職者の方にとって、仕事内容や働き方に対する不安や疑問は尽きないもの。そこで今回は、採用を担当するTさんにお話を伺いました。
営業部門での経験を経て採用を担当するようになった瀧澤さんだからこそ語れる、仕事のリアルな様子やサポート体制、そして求める人物像について話していただいています。

——自己紹介をお願いします。

共立メンテナンス人事部で寮長寮母の採用を担当しています。2025年の5月に採用部署に異動し、説明会や書類選考、面接、内定後のフォローまで幅広く携わっています。

以前は営業部門で、自社で管理している寮の空室状況を改善するための業務に携わっていました。日々のやりとりの中で寮長寮母の方と直接接することも多く、「どうすれば学生さんにとって安心して過ごせる寮になるか」といったことを一緒に考えてきました。その経験が今の採用の場面でもとても活きています。

——応募される方の年齢層や前職に傾向はありますか?

応募は40代から70代まで幅広く、特に多いのは50〜60代の方です。子育てが落ち着いた方や、定年退職を迎えて「次の人生の一歩を」と考える方が多いのが特徴です。

前職は営業や調理、介護や看護など、人と関わる仕事をされていた方が多い一方で、システムエンジニアや経営者といった意外な経歴の方もいらっしゃいます。例えば、「長年システム構築に携わってきたけれど、次は人と直接関わる仕事をしたい」と転身される方や、かつて事業を経営していたものの一度区切りをつけ、新たに挑戦する場として寮長寮母の仕事に応募される方もいます。

キャリアは実に多彩ですが、共通しているのは「若い世代を支えたい」「人の成長を見守りたい」という温かい思いですね。

——応募者が感じやすい誤解やギャップはありますか?

調理業務について勘違いされる方は多いと感じます。「メニューを考えて買い出しもして、すべて自分でこなさなければならないのでは?」と想像される方が少なくありません。実際にはメニューはあらかじめ決まっていて、発注作業を行えばいいので買い出しも不要です。

また「寮のルールが厳しく、息苦しいのでは」と思われる方もいますが、門限のない寮や、友人の宿泊が認められている寮もあります。イメージほどガチガチに管理する必要はないので、説明会でその点を知り安心される方が多いです。

さらに「掃除や施設の修繕も全部自分たちでやるの?」という質問もよくあります。実際は平日に清掃スタッフが入る寮が多く、施設の修繕も業者対応が基本。寮長寮母は一時対応や報告を担うだけなので、特別なスキルは必要ありません。

——年齢や体力面で不安を感じる方へのサポートはありますか?

実際に「体力が不安」とおっしゃる方はほとんどいません。皆さん「住み込みで動く仕事」と理解した上で応募してくださっています。

むしろ働き始めると、高校生や大学生と日常的に接することで「若返った気がする」と話される方が多いですね。現役の寮長寮母さんは実年齢よりも若々しく見える方が多く、毎日が活気に満ちています。

——ご夫婦で働く場合の役割分担などはありますか?

基本は寮長さんが管理、寮母さんが調理に分かれますが、柔軟に協力し合っています。例えばカレーの日などご飯の準備に間がかかる時には、寮長さんが炊飯を手伝うこともありますし、急な来客があれば寮母さんが対応に回ることもあります。役割を分けつつも助け合うスタイルが自然に出来上がっているのが特徴です。

——応募から入職までの流れを教えてください。

面接後は約1週間で内々定、さらに2〜3週間で正式な内定通知。入社時には引っ越し費用を会社が基本的には全額負担し、業者の手配やスケジュール調整まで行います。応募者の方は入社に必要な書類や引越の荷物の準備をするだけで済み、「ここまでサポートしてもらえるとは」と安心される方が多いですね。

入社日にはガイダンスやコンプライアンス研修を受け、その後経験豊富な寮長寮母のもとで研修に入ります。

——研修や配属後のフォロー体制はありますか?

研修は5日から最長2週間程度。基礎的なことから実際の調理や管理業務まで、実践的に学べます。

配属後も各寮に営業担当と業務担当が1人ずつ付きます。営業担当は寮生や入居に関する相談、業務担当は施設管理に関する相談を受け持ち、どちらも身近な相談窓口として機能しています。こうした二重のサポート体制があることで、一人で抱え込む心配もなく安心して働ける環境になっています。

——採用ではどのような点を重視していますか?

スキルや経験よりも、人と話すことが好きか、聞く力があるかを大切にしています。

面接では、質問に対してきちんと耳を傾け、的確に答えられるかを重視します。「人と話すことが好き」といっても自分の話ばかりする方もいらっしゃいますが、求めているのは人の話を聞き、必要な対応ができる力です。

また未経験でも、前向きに挑戦する姿勢があれば十分に活躍できます。

——これまでの採用対応で印象に残っているエピソードはありますか?

ある応募者の方で、以前から寮長寮母の仕事に関心を持っており、説明会で話を聞いて「やっぱり挑戦したい」と確信されました。選考もスムーズに進み、現場からも「あの方はピカイチ」と高く評価されています。
求職者の思いと会社のニーズが重なった瞬間は、採用担当として大きなやりがいを感じます。

——最後に、応募を考えている方へメッセージをお願いします。

寮長寮母の仕事に特別な経験は必要ありません。若い人を支えたいという温かい気持ちと、前向きに取り組む姿勢があれば大丈夫です。

共立メンテナンスには全国に多くの寮があり、研修やサポート体制も整っています。第二の人生の新しい一歩として、ぜひ挑戦していただければと思います。

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